「しゃぶせん」はどんな店?どこにあるの?
「しゃぶせん」は、東京で初めて「しゃぶしゃぶ」を紹介した日本料理店「ざくろ」直営のひとり鍋専門店。
「ざくろ」は、1955年に港区赤坂で創業した老舗の日本料理店で、厳選した黒毛和牛のしゃぶしゃぶ・すき焼き等日本料理が楽しめる老舗です。
そんな老舗の日本料理店が経営するのが「しゃぶせん」です。しゃぶせんは銀座と横浜に店舗があり、しゃぶしゃぶとすきやきの専門店ですが、ほとんどのお客さんはしゃぶしゃぶを注文しています。
お店の場所は、銀座交差点から徒歩2分以内。
しゃぶせん銀座店は、銀座コアビルの地下2階にありましたが、2023年8月からイグジットメルサ 8Fに移転しました。カウンター席しかないところは、移転前と同じです。
テーブル席がないので、こみ入った話をする場面、接待のような場面には使いづらい店かもしれません。
銀座コアビルの時の造りと明らかに違うところは、「ガラス張りなので、外からお店の様子が見えること!」です。お店の中の様子がわかると、初めての方でも入りやすいです。
Shabusen Ginza
【所在地】東京都中央区銀座5丁目7−10
イグジットメルサ 8F
※1Fに「BUNMEIDO CAFE GINZA」が入っているビルです。
【最寄駅】東京メトロ銀座駅A2出口より徒歩2分
【営業時間】
(平日)
ランチ 11:00~16:30(L.O.15:30)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00)
(土日祝)
ランチ 11:00~15:00
ディナー 15:00~22:00(L.O.21:00)
【座席数】65席(カウンター席のみ)
85席あった銀座コアビルにあったお店より座席数が減り、さらに、インバウンドのお客さんも増えているので、いつ行っても、たくさんのお客さんがお店の前にある椅子に座って待っている印象です。
お店の前には、いくつか長椅子が用意されているので(ざっと40人くらい座っている感じ)、自分の番号が呼ばれるまで待つことができると思います。
このお店の店内は、
1.全席カウンターで、一人用の鍋がある、
2.楕円形に配置されたカウンターの真ん中に店員さんの作業スペースがあるので、古代ローマ帝国時代のコロッセオをほうふつとさせるつくり。店員さんが、カウンターに囲まれた真ん中のスペースで作業をしているので、お客さんは店員さんに声をかけやすく、店員さんも、お客さんの食事のペースを把握しやすく、料理の提供等サービスに無駄がない。
入店方法は発券制。
まずは発券機での登録が必要、発券された紙に書かれた番号で呼び出されます。
祝日の11時オープンと同時にイグジットメルサに入りましたが、エレベーターが大混雑しすぎて、エスカレータで8Fへ。結局、番号札は19番、11時20分頃に着席できました。
また別の週末、12時40分頃に到着、番号札は83番、1時40分頃に着席できました。飲食店で1時間入店待ちは久しぶり!!
店内は味に集中できるスタイル。
各席にひとり鍋がセットされています。中にはしゃぶしゃぶ用のスープが入っていますが、食事が始まるまではフタがしまったままです。
となりのお客さんとの間で半透明のついたてがあり、となりのお客さんのことは気にならないので、1人でも食事を楽しめる店です。
この店は、本当におひとりさまが多く、そのほとんどが女性なのも驚きです。
ポン酢、胡麻だれ、ラー油は卓上にセットされていますが、にんにくもお願いすれば頂けます。ざくろといえば秘伝の胡麻だれ!です。
おすすめは、お得なランチ!
おすすめランチその1:サービスランチ
「サービスランチ」の「B 国産牛リブロース《70g》+国産豚ロース《70g》+選べるお通し・デザート」(3,000円税別)は、いろいろついてお得なランチになります。まわりのお客さんを見ていると、このBを頼まれている方が多かったです。
「選べるお通し」からは、私と友達がいつも注文する「トマトサラダ」を選びましたが、周りのお客さんを見ると「アスパラ豆腐」を選ばれている方が多かったです。
トマトサラダにかかっている少し甘みがある醤油味の和風ドレッシングが、濃すぎずちょうど良い!のです。
ごはんをあずき粥や中華麺に変えて、おかわりすることも可能です。
おすすめのお肉の食べ方は、秘伝の胡麻だれにラー油とネギを入れること!甘さは控えめ、ピリ辛で濃厚な胡麻だれです。
しゃぶしゃぶを食べ終わるあたりで、店員さんが声がけの上、スープを作ってくれます。胡椒と塩で、お好みで味を調整します。
デザートは、以下の中から、バニラのアイスクリームを選択しましたが、くずきりやぜんざいがデザートにあるのは、日本料理店が経営するしゃぶせんならでは!と言えます。
- 抹茶ティラミス
- くずきり
- アイスクリームぜんざい(バニラ・抹茶)
- アイスクリーム(バニラ・抹茶)
- シャーベット
しゃぶしゃぶの食器を下げて、テーブルを拭いた上で、デザートと一緒に温かいお茶を出してくれます。こういうサービスは、カウンター席しかないとはいえ、老舗の片鱗を感じます。
おすすめランチその2:国産豚ロース《120g》(1,900円税別)
国産豚ロース《120g》に「選べるお通し」と「デザート」はついていないので、「トマトサラダ」(500円税別)を追加で注文しました。
今回は、ごはんではなく、いつも友達が注文しているあずき粥を注文してみました。あずき粥は味がついていないので、一緒に提供される砂糖でお好みの甘さに調整します。
今回は、さらに「豚ロース《50g》」(700円税別)を追加しました。
この日のランチは、国産豚ロース《120g》、トマトサラダ、豚ロース《50g》で、合計3,100円(税別)となり、サービスランチのBよりも100円高くなりました。
この店は、お肉だけでなく、お通しやデザートも追加できるので、自分好みにメニューをカスタマイズできるところが特長の1つです。
土日祝は、平日より早くランチが終わってしまいますので、ご注意ください!
おすすめの理由は、気楽にひとり鍋を楽しむことができ、銀座にしては格安な値段の割に、サービスは高級店並みのレベルだから。
- 1人でも本当に入りやすい店。銀座は1人で入りにくい老舗も多く、1人で入るには敷居が高い雰囲気の店も多いので。
- 店員さんのサービスは、老舗店と同様の高いレベル。
- 複数のメンバーで伺っても、ひとり鍋が配置されているので、潔癖症であっても安心!また、各自が好きなメニューを選択可!
ランチ以外の時間帯でも、「選べるお通し」とデザートがついた「食べ比べ定食」が3,500円(税別)から食べられるので、ランチではないメニューでも、銀座の食事としては、かなりお手頃な価格帯です。