私は、京都に行ったら、必ずこの4店でお土産を買うことにしています。旅行に行った時、自分に、家族に、友達に何のお土産を買おうか?と悩む方に、参考にして頂けると幸いです。
おすすめ1:志津屋(SIZUYA)の「カルネ」
志津屋は、「おいしい」に加えて「身体に良いパンづくり」に取り組む1948年京都に創業した老舗パン屋さんです。
2023年12月現在、大阪府にある京阪くずは店を除く20店舗すべてが京都府内にあります。
また、駅にある志津屋の「自動販売機」でも人気パンを購入できます!今回の旅行中、「烏丸御池駅」の改札内でも自動販売機を見かけました。
そんなパンにこだわる志津屋の代表商品が「カルネ」(250円)(税込)です。「カイザーゼンメル」や「カイザーロール」という名前のオーストリア発祥のパンが、カルネの元になっているとのことです。
カイザーゼンメルのカイザーとは「皇帝」を意味し、パンの上面にある模様が皇帝や王がかぶっていた王冠のようなに見える事から、この名がつきました。
引用:パンの図鑑
また、カイザーゼンメルはオーストリアで生まれたパンですが、今では隣国ドイツをはじめ、様々な国でも一般的に食べられているパンになりました。
カルネは、パンがフランスパン、中身が志津屋オリジナルマーガリン、たまねぎ、ハムというとてもシンプルなパンになります。
私にカルネを紹介してくれたカルネ好きな家族によると、カルネは、シンプルだからこそ、飽きずに食べ続けられるパンだと言っていました。
賞味期限は「当日」、要冷蔵になりますが、お願いすれば保冷材は頂けます。
京都から東京に帰る新幹線で、いつも1つ頂きます。温めなくても十分美味しいパンですが、食べる前にトースターで少し温めることを推奨されています。
私のお気に入りの(0.2秒で発熱する火力強めの)Alladinのグラファイトトースターで1分温めると焦げてしまいました。
カルネには、黒胡椒マヨネーズを使った「ペッパーカルネ」、「デニッシュカルネ」、「チーズカルネ」、本店でしか買えない「マシュマロチョコカルネ」もあります。
カルネの失敗を学習して、Alladinのグラファイトトースターで30秒ほど温めると焦げずに成功しました!
- 優しくシンプルな味なので、客層を選ばない。
- パンの生地はふわもち食感。
- 値段の割に比較的大き目なパンで、食べごたえあり。
- カルネは複数のバリエーションがあるので、自分や贈る相手にあったカルネを楽しめる。
おすすめ2:京都北山マールブランシュの「お濃茶ラングドシャ 茶の菓」と「お濃茶フォンダンショコラ 生茶の菓」
1982年、京都北山通りに開店した「マールブランシュ北山本店」は、「京都クオリティ」を追及する高級洋菓子店です。
2007年にマールブランシュの代名詞であるお濃茶ラングドシャ「茶の菓」が誕生しています。
抹茶には、薄茶と濃茶があり、一般的に、濃茶は薄茶に比べて多い抹茶を使います。
「お濃茶づくし」は、私が大好きなこのお店の2種類のお菓子が入っているので、お土産にもよく購入します。下の写真は「お濃茶づくしS」(2,160円)(税込)です。
茶の菓は、ホワイトチョコレートがラングドシャにサンドされている見た目が似ているので、北海道の有名なお菓子の抹茶版かな?と思いきや、食べてみると、全く別物だなあ、と感じます。
宇治茶を使用したラングドシャの濃茶の風味だけでなく、このお菓子をかんだ時のパリっとかためな食感も特長です。
ラングドシャの焼印の文字は、「京」、「茶」、「菓」の3種類がありますが、クリスマス限定のデザイン等もあるようです。この焼印も、「京都クオリティ」にこだわるこのお店が京の文化を表現したものだということです。
1個から購入することはできない商品ですが、3枚入り(450円)(税込)から購入できるので、比較的購入しやすいお土産だと思います。
- 濃茶の味がしっかり感じられるが、濃すぎるということはないので、万人受けしそうなラングドシャ。
- お菓子としては、パリっとかための食感が特長。
- 常温保存が可能なので、お土産として渡しやすい。
茶の菓とともに濃茶を使っているお菓子がお濃茶フォンダンショコラ「生茶の菓」です。
冷やすと食感等がより一層際立つということで、「冷蔵庫にて1時間冷やして」から食べることを推奨されています。
茶の菓同様、1個から購入することはできない商品ですが、3枚入り(864円)(税込)から購入できるので、茶の菓よりは少し高めになりますが、これでもまだ比較的購入しやすいお土産だと思います。
- 濃厚な抹茶の味を楽しめる。
- 生チョコレートのようにとても濃厚なお菓子なので、チョコレート好きな方には特におすすめ。
- 常温保存が可能なので、こちらもお土産として渡しやすい。
おすすめ3:西利の「京つけもの」
西利は、1940年に創業した比較的新しい京漬物で有名なお店ですが、「内閣総理大臣賞」を受賞した「西利の千枚漬」や京都初・業界初として、また、工場及び京漬物味わい処について食品安全マネジメントシステムISO22000も認証取得する等、新しいことに挑戦しています。
私が小さい頃、父が関西に出張に行くと、必ず西利の「むらさきの」(=しば漬)を買ってきてくれたので、私にとって一番なじみがある京漬物が西利になります。
今回お土産に購入した「味の小袋」(1080円)(税込み)は、通常の漬物より小さめの漬物のパックが5種類入っているので、西利や漬物が好きな方はもちろん、西利のことをご存じない方もお試しサイズとして楽しめると思います。
東京のデパートでも購入できる味の小袋ではありますが、甘いものが苦手な方、和食好きの方にも喜ばれるお土産だと思います。味の小袋に入っているいずれの漬物も、開封するまでは常温保存が可能です。
- 甘いものが苦手という方でも楽しめる京土産。
- 常温保存が可能なので、お土産として渡しやすい。
- パックされている漬物なので、かさばらないお土産。
おすすめ4:551HORAIの「豚まん」
551HORAIは、京都ではなく、昭和20年に大阪で創業した「豚まん」が超有名なお店、人気の豚まんは1946年に誕生しています。
私が住む東京に常設店舗はありませんが、その理由が出来立てにこだわるこの会社らしくて、むしろ、安心して購入できる店だな、と思えます。
鮮度の高い食材をセントラルキッチン(自社工場)から各店に1日2~4回配送しています。特に重要なのがネタ(皮の生地)の発酵状態です。最適な発酵状態のネタを届けるため、セントラルキッチンから150分圏内にしか店舗はありません。
引用:551 HORAI「551HORAIの思い Brand Story」
というわけで、東京では簡単に購入できないので、京都に行くと、新幹線に乗る前に、必ず、JR京都駅ビル内2Fの新幹線の改札口付近にある店舗で購入します。今回は日曜日の午後に約30人くらいの行列に並びましたが、20~30分で購入できました。意外と回転率が早いです。
数年前、新宿のデパートの催事イベントに出店していた551 HORAIの肉まんを買おうと昼頃デパートに到着したら、7階の催事会場から行列が2階まで伸びていて、買うのを断念したくらい、551HORAIは東京でも大人気のお店です。
551HORAIの豚まんは手で包まれており、保存料は不使用、豚まんや焼売だけでなく、カラシやタレも、毎日自社生産するほど、551HORAIは出来立てや鮮度にこだわる会社です。
551HORAIの公式ホームページでは、
- 温かい商品の賞味期限は常温で本日中、
- 持ち帰り後すぐに冷蔵庫(10度以下)に入れた場合は、冷蔵日を含めて3日間
とのことなので、少し多めに買って冷蔵庫保存することも多いです。
- メインの具材はシンプルに豚と玉ねぎだけなので、小さなお子さんをはじめ年齢を問わず楽しめる。
- 温かい豚まんは1個からでも購入できる。
下の箱は豚まん2個入り420円(税込)です。
551HORAIの公式ホームページには、豚まんのおいしい温め方も紹介されていますので、ご存じない方は是非参考にしてみてください。