日本らしさが沢山つまった居心地の良いホテル【2023年12月宿泊】~ザ・リッツ・カールトン京都

ザ・リッツ・カールトンはマリオット・インターナショナルのブランドなので、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)会員として貯めたポイントを使用して無料や格安で宿泊できます。というわけで、今回は、約2年ぶりに、ポイントを使用して、非常に格安でザ・リッツ・カールトン京都に宿泊してきました!

前回の宿泊はコロナのパンデミック中だったので宿泊者もレストランの利用者もほとんどが日本人でしたが、予想に反して、今回も日本人のお客さんが多かったことに驚きました。

場所は鴨川のほとり。先斗町、四条河原町も徒歩圏内。

2014年2月に開業したザ・リッツ・カールトン京都は、鴨川沿いにあり、老舗ホテル「ホテルフジタ京都」のあった跡地に建設されたホテルです。

地下3階、地上4階の低層階のホテルで、一見、ホテルというより高級マンションのような外観ですが、館内は、調度品、絨毯、客室の扉、浴室の壁等いたるところに日本の技術、芸術等が取り入れられており、まるで美術館のようなホテルです。

お部屋を案内して下さったスタッフの方が、ホテル内のアートのコンセプトは日本最古の長編小説「源氏物語」だと教えてくれました。

ホテルから南へ徒歩数分歩くと、角倉了以(すみのくらりょうい)が作った「高瀬川」があります。高瀬川は、森鴎外の小説「高瀬舟」の舞台になったことでも有名ですが、高瀬舟の悲しい話とは正反対に、とても穏やかな川です。

The Ritz-Carlton, Kyoto

【最寄り駅】

京都市営地下鉄東西線「京都市役所前駅」徒歩3分

京阪本線「三条駅」徒歩約6分

【住所】

京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔

チェックインは、1Fの「ラ・ロカンダ」。

早めにホテルに到着したので、チェックインは部屋ではなく、クリスマスツリーが飾られた1Fのラ・ロカンダでした。

ウェルカムドリンクはあたたかいほうじ茶、お菓子はチョコがかかった八つ橋でした。

チェックインを担当してくださったスタッフの方の第一声が「おかえりなさいませ」でしたが、今回の宿泊中は、「おかえりなさいませ」にホテル内のあちこちで出会えました。

今回は3階のカモガワリバービューという名前の鴨川が見えるお部屋でしたが、鴨川の代わりに、日本庭園が見えるお部屋もあります。

鴨川が見えるお部屋は、鴨川と東山を借景としていて、すだれやカーテンを開けると、1ルームのグランドデラックスでも、全く圧迫感はなく、広々とした感じがしました。

丸テーブルには、総支配人からのおかえりなさいませというメッセージカードとウェルカムフルーツのイチゴとキンカンが置かれていました。

このソファーもクッションも、日本のホテルでよく見るサイズよりもかなり大き目でしたが、見た目はシンプルなソファーは、寝転ぶと本当に気持ちよくて、お昼寝にぴったり!でした。

通常、ホテルでの飲食とホテルから見られる景色しかブログでは紹介していませんが、あまりにも快適なソファーだったので紹介させて頂きました。

1Fの「ザ・バー」で、ジャズライブ演奏

ホテルから徒歩圏内にある三条で1人ラーメンを楽しみ、ホテルに戻った頃にはホテルの中のレストランが閉店してたので、21時以降も営業していたザ・バーにお伺いしました。

毎週金曜日と土曜日ジャズライブ演奏があり、伺った日は12月なので、クリスマス関連の曲の演奏が多くて、楽しい時間でした。

ザ・バーの入口の扉は開放されているので、堅苦しい雰囲気はなく、初めての方でも比較的入りやすいお店だと思います。

シーズナル フレッシュ フルーツ ミックスをアルコール入りで作って頂きましたが、アルコール無しでも作って頂けるとのことでした。

本日のフレッシュフルーツはいくつかあり、その中から洋ナシを選択しました。

朝食は、鴨川を見ながらインルームダイニング

ターンダウンの際に配布されるブルーの注文用紙で好きな朝食を選択して、チェックイン時に指定された時間までにドアの外側にかけておきます。

洋食と和食ではレストランが異なるので、洋食と和食を一緒に食べたい!と言うと、スタッフの方から、インルームダイニングをオススメ頂きました。

口コミでは、洋食をオススメしている方が多かったです。その理由は、このホテルの1Fにあるピエール・エルメ・パリのクロワッサン、特にピエール・エルメ・パリの人気フレーバー「イスパハン」(バラとライチとフランボワーズを組み合わせたもの)を楽しみにされている方が多いみたいですが、このクロワッサンは、東京の青山店等でも購入できます。

洋食は、卵料理、ソーセージ、ジュース等本当にいろいろなものが細かく選択できました。

パンも1人3つまで好きなものを選択でき、トースターまでセットしてくれます。

ピエール・エルメ・パリのイスパハンのクロワッサンは結構甘めなので、今回は普通のクロワッサンにしました。

ジャムは、谷井農園のものが贅沢にも、いちご、うめ、ブルーベリー、オレンジはちみつの4種類が提供されました。家族はこのオレンジはちみつがお気に入りのようです。

谷井農園は、化学肥料を使わずに自社農園で柑橘類を育てることで有名な和歌山県の農園です。

以前伺ったマリオットグループの「JWマリオットホテル奈良」でも、この谷井農園の「うんしゅうみかんジュース」が提供されていました。

約2年前の和食のメニューからはかなり進化して、ほとんどの食べ物が変わっていました。

この豆腐料理はあんかけ豆腐で、約2年前にも登場してきた豆腐料理で、飲めるくらいの柔らかな豆腐でした。

インルームダイニングをセッティングしてくれた外国人のスタッフの方が、靴を脱いで、料理を並べていたことにびっくりしました!

これが、ザ・リッツ・カールトン京都の心配りなのか!と頭が下がりました。

ホテルを満喫するなら!アクティビティのアートツアーがおすすめ。

このホテルが宿泊者に対して提供しているアクティビティには無料と有料のものがありますが、今回は、初めて無料「アートツアー」に参加しました。ホテル内にある美術品等を説明して頂けるツアーになります。

前日に問い合わせをしたところ、2つのアクティビティが空いていたので、英語によるアートツアーを申し込みました。申し込みの際、同宿者が外国人ですと伝えたので英語によるアートツアーを提案頂きましたが、日本語によるアートツアーももちろんあります!

事前の案内通り、ほぼ1時間かかりました。他の宿泊者の方と一緒になるかな、と思いましたが、スタッフの方1名に対して私と同宿者の2名だけという贅沢なツアーでした。

ホテル内にいくつかある「石灯籠(とうろう)」やホテルに入ると目に入る大きな滝石は、このホテルができる前にこの場所にあった「ホテルフジタ京都」にあったものを使っているという話を伺いました。

こういう話は、アートツアーに参加しないと、絶対気づかなかったと思いますし、ホテルが変わっても、古いものを長く使い続けていることも京都らしく、また、今の時代にあっている感じがして、このアートツアーに参加して、ますますこのホテルが好きになりました。

朝徒歩は、近くの寺社仏閣へ。

ホテルから徒歩20分くらいのところに「平安神宮」があります。平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、1895年に創建された神社になります。

境内の参拝は朝6時から可能(2023年12月現在)で、伺った朝9時台は、参拝客もまばらで、朝食後の散歩としてもおすすめできます。

おすすめの理由は、

  • 外資系ホテルとは思えないほど、とにかくおもてなし精神が徹底されていて、高級ホテルなのに、なぜか、我が家のように気楽に過ごせる。
  • 館内がちょっとした美術館のようで、日本人でも気づきや驚きの瞬間に出会える。
  • 部屋から見える鴨川や東山の眺めだけでも、京都に来た感!を満喫できる。
タイトルとURLをコピーしました