見て食べて幸せな気持ちになりそうなカラフルなスイーツ「マカロン」を特に女性への手土産にすることが多い私ですが、突然、友達に「どの店のマカロンがおいしいのかな?」と聞かれたことを契機に、おいしいと言われる有名店のマカロンを買い集めて、すごくまじめに家族と一緒に食べ比べてみました。
まず「マカロン」ってどんなお菓子かご存じですか?
イタリアで発祥したマカロンは、卵白、アーモンドパウダー、砂糖で作られるお菓子ですが、マカロンには、
- 日本で一般的にマカロンとして販売されている「マカロン・パリジャン」、
- 表面にたくさんのひびが入っている「マカロン・ド・ナンシー」、
- フランス北部のアミアン発祥の外がカリカリの「マカロン・ダミアン」
等、実はたくさんの種類があります。
マカロンは、作成に手間と時間がかかるお菓子であることから、「あなたは特別な人」という意味が込められたお菓子と言われており、ホワイトデーをはじめ大切な方への贈り物に適しているスイーツと言えます。
おすすめ1:LADUREE(ラデュレ)(6個入りボックス3,250円)(税込)
日本で一般的にマカロンとして販売されているカラフルで、クリーム、ガナッシュ(=チョコレートと生クリームを混ぜ合わせて作るチョコレートクリーム)等がサンドされているマカロンは「マカロン・パリジャン」と呼ばれる種類で、1862年フランス・パリで創業したラデュレが考案したと言われています。
家族によると、パリのラデュレで食べられる焼き立てのマカロンは、ものすごく美味しいそうです。
マカロンボックスという箱のデザイン、色、サイズも、箱に入れてもらうマカロンもすべて自分で選ぶお店でした。
フレーバーは左から、
- キャラメル
- テ・マリー・アントワネット
- ピスタッシュ → 店員さんによると、これが人気のフレーバーとのことでした。
- ローズ
- 干支入りシトロン
- (シトロンの下に隠れている)ヴァニーユ
です。干支入りシトロンは、他のマカロンより少し値段が高かったですが、年始の縁起物だったので、入れてみました。
賞味期限は、購入日を含めて冷蔵で4日間でした。
- 日本で市民権を得ているマカロン・パリジャンの発祥のお店のマカロン。
- マカロンだけではなく、マカロンボックスのデザイン等も選べる。
- マカロン生地はソフトな食感。サンドされているクリーム、ガナッシュ等はシッカリとした甘さ。
- 期間限定を含め11フレーバーあり(2024年1月現在)。他店のマカロンには見られない珍しい水色のマカロンは、ラデュレの人気オリジナルティー「テ・マリー・アントワネット」の香りのクリームがサンドされている。
マカロンは1個(395円)(税込)から購入することができますが、無料の箱に入れてもらいたい場合には最低3個の購入が必要です。
LADUREE(ラデュレ) 新宿店
【住所】東京都新宿区新宿3-38-2 ルミネ新宿店 ルミネ2 1F
【営業時間】11:00~21:00
※営業時間は商業施設に準じて変更になる場合あり。
おすすめ2:パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(5個入り2,246円)(税込)
マカロンは、パリを拠点とする青木定治さんがシェフパティシエを務めるパティスリー・サダハル・アオキ・パリの看板商品です。
アオキはマカロンの本場、パリで3年間の歳月をかけて
引用:パティスリー・サダハル・アオキ・パリ・オフィシャルサイトより
美味しいと評価されている全店舗のマカロンを食べ歩き、
“美味しいマカロンとは何か?世界一の美味しさは何か?”を
研究し、独自で考案した配合比と製法で
アオキならではのマカロンを誕生させました。
マカロンにこだわっているだけあって、「マカロンのお召し上がり方」というカードも一緒に入っていました。
この箱はギフト用の詰め合わせには定番のマカロンが入っているので、自分でマカロンを選ぶ必要はありませんでした。
フレーバーは左から、
- 抹茶
- ショコラ → 店員さんによると、これが人気のフレーバーとのことでした。
- キャラメル サレ ー塩キャラメルー
- フランボワーズ → 店員さんによると、これも人気のフレーバーとのことでした。
- シトロン ーレモンー
です。
賞味期限は、購入日を含めて冷蔵で5日間でした。
- マカロン生地はふっくらとした厚みがあり、パリパリっとした食感。
- サンドされている中のクリーム等は、他店に比べると厚みがあり、濃厚な質感だけど、甘さは控えめ。
- フレーバーは10種類(2024年1月現在)、日本人になじみがある「抹茶」や黒ゴマを練りこんだ「セザム」というフレーバーがあり、しっかり和を感じられるマカロンになっている。
マカロンは1個(378円)(税込)から購入することもでき、無料の箱に4個まで入れてもらえます。
patisserie Sadaharu AOKI paris 新宿伊勢丹店
【住所】東京都新宿区新宿 3-14-1
伊勢丹 新宿店 本館 B1F
【営業時間】10:00 – 20:00
※営業時間は予告なく変更する場合あり。
おすすめ3:ピエール・エルメ・パリ(6個入り3,078円)(税込)
ファッション誌ヴォーグが「パティスリー界のピカソ」と称したピエール・エルメは、
- 1975年、「ルノートル」で修業を開始、
- 1986年、「フォション」のシェフパティシエに就任、
- 1997年、「ラデュレ」の副社長を経て、
1998年、37歳で東京のホテルニューオータニに、ピエール・エルメ・パリの第1号店を初出店しています。
そんなピエール・エルメが「自分の原点ともいえるこの伝統菓子」というマカロンは、ピエール・エルメ・パリの代表アイテムです。
この箱はギフト用の詰め合わせになり、定番のマカロンを入れてもらうこともできますが、今回は自分でマカロンを選びました。
フレーバーは左から
- アンヴィ(バニラとスミレ風味のクリーム、カシスのコンフィ)
- アンフィニマン シトロン
- アンフィニマン ローズ
- アンフィニマン カラメル
- ピスタージュ → 店員さんによると、これが1番人気のフレーバーとのことでした。
- アンフィニマン フランボワーズ
です。
消費期限(他店の賞味期限とは異なり、消費期限。)は、購入日を含めて冷蔵で7日間でした。
パティスリー・サダハル・アオキ・パリ同様、マカロンは1個(378円)(税込)から購入することができますが、無料の箱に入れてもらいたい場合には最低4個の購入が必要でした。
- マカロン生地はふっくらとした厚みがあり、ソフトな食感。
- マカロンの種類が圧倒的に多い。「1月のマカロンフレーバー」は、期間限定を含め34フレーバー(2024年1月現在公式サイト)。
- 華やかな香りがするマカロンが多い。
- 上と下の生地が違う他店にはないマカロンがある。
PIERRE HERMÉ PARIS 伊勢丹新宿
【住所】東京都新宿区新宿 3-14-1
伊勢丹 新宿店 本館 B1F
【営業時間】open 10:00 close 20:00
おすすめ4:ピエール・エルメ・パリのパティスリー(生ケーキ)の「イスパハン」(1,188円)(税込)
代表的なフレーバー「イスパハン」(バラ、フランボワーズとライチを組み合わせたフレーバー)のマカロンは限定フレーバーで、常時販売されているフレーバーではないので、イスパハン好きにはマカロンも楽しめるパティスリーをおすすめします!
一般的なマカロンよりかなり大き目なマカロンコック(=マカロン生地)の間に、バラの風味のクリームとたくさんのフランボワーズ(英語だとラズベリー)とライチが入っています。
たくさんサンドされているフランボワーズの酸味もあり、しっかり甘さはあるものの、あっという間に1つを完食できます。また、中に、ライチの果肉が贅沢に入っているので、いろいろな味を一度に楽しめるパティスリーになっています。
マカロンをたくさん食べたい方!にもおすすめです。
「ラデュレ」にも、「イスパハン」というパティスリーがあります。
ラデュレのイスパハンは、マカロン生地が渦巻き状になっていますが、フランボワーズがサンドされていたり、バラの花びらがマカロンの上にのっているところは、ピエール・エルメ・パリと同じです。
マカロンを手土産におすすめする理由は、お手頃で選択肢が広いから。
- 高級店でも1個から購入できるので、比較的お手頃な手土産。
- マカロンのボックスは、小さめでかさばらないので、持ち運ぶしやすい手土産。
- 要冷蔵ではあるが、賞味期限/消費期限が、ケーキに比べると少し長めなので、数日間楽しめる。
- どのお店も、カラフルで豊富なフレーバーのマカロンがあるので、選択肢が広い。
- どのお店もおいしい!が、どのお店にもそれぞれ特長があるので、贈る相手やTPOによって使い分けられる。
マカロンをプレゼントした方から、「マカロンに救われています」とお礼を言われたことがあります。
マカロンは、小さいので食べやすく、また、食感も軽いので、食欲があまりなかったご家族の方がマカロンをおいしく食べてくれたそうです。
自分がこの人に喜んでもらえるかな?と考えてプレゼントしたスイーツが、誰かのお役に立てたという話は本当にうれしいです。