ミシュラン店のお取り寄せスイーツ~Quintessence(カンテサンス)& Sincère(シンシア)

ミシュランの星を持つレストランやミシュランに関係なくフランス料理店に行くことに、ちょっと勇気がいるなあ、と感じられる方もいらっしゃると思いますが(まさに、私がそうだから!)、ミシュランの星を持つフランス料理店から、自宅で楽しめるスイーツをお取り寄せできることをご存知でしょうか?

今回は、ミシュランの星を持つ2つのフランス料理店のお取り寄せスイーツをご紹介します。

カンテサンスの「ガトー オー コンテ」(5,400円)(税込)(別途配送料)

カンテサンスとは

京浜急行電鉄の北品川駅から徒歩5分圏内にあるフランス料理店で、2008年以降、3つ星を維持し続けており、予約が取りづらいレストランとしても有名です。

入手方法は、オンライン販売のみ。

ガトー オー コンテを購入するためには、まず「OMAKASE」のサイトで、抽選に応募し、当選する必要があります。

OMAKASEは、人気飲食店に特化した予約管理サービスですが、OMAKASEのサイトでは、人気飲食店の「お取り寄せ」も注文できます。

抽選に当選後、購入サイトに行くと、チーズケーキの発送日を選択できるのですが、発送日が毎日設定されているわけでなく(毎月数日程度。)、結局、都合が良い発送日を選ぶと、応募から約3か月後の1月の到着となりました。ガトー オー コンテは、「欲しい時にすぐ手に入る」スイーツではない、ということにご注意ください。

  • 2023年10月下旬に抽選に応募
  • 2023年11月上旬に「当選」メールを受信
  • 2023年11月上旬に購入
  • 2024年1月上旬に到着

私は初めて応募して、当選したので、誰でも当選するのかな?と思っていましたが、2024年1月に再度抽選に応募しましたが、当選メールは来ませんでした!というわけで、誰でも当選する抽選ではありませんでした。

ガトー オー コンテとは、チーズケーキ。私の友人は「残りの人生で、このチーズケーキを超えるチーズケーキに出会える気がしないくらいのおいしさ」と絶賛。

このレストランのチーズケーキは三層になっているところが特長の1つです。

  • 一番上の層:ベイクドチーズケーキ状
  • 真ん中の層:レアチーズケーキ状
  • 一番下の層:タルト状

一番上の層には「36ヶ月熟成のコンテ」という非常に希少で高価なチーズが使われているそうで、チーズの名前が、このチーズケーキの名前の一部にも使われています。

コンテは、フランス東部のジュラ山脈一帯で、1000年以上も前から作り続けられているフランスを代表する熟成ハードチーズ。添加物を一切使わず、職人が丹精こめて作るコンテは、作られた季節や地域、職人技、熟成期間などによって、ひとつひとつ異なる個性を持つのが特長です。

引用:コンテチーズ生産者協会

このチーズケーキは冷凍状態で届きます。賞味期限が短く、解凍した場合は、解凍した当日中に食べる必要があります。

1箱で、下のサイズ(約3センチ幅)が5カット頂けます。

  • これまで食べたチーズケーキとは違う異次元のおいしさ
  • 濃厚だけど、爽やかさもあってくどさがない。
  • 口どけはものすごくなめらか!口に入れた瞬間、あっという間に溶けてしまうような食感。
  • お子さんから年配の方まで、世代を問わず楽しめるスイーツ

私が長く務めた会社を辞める時、とても良くしてくれた同僚にこのチーズケーキを差し上げたことがあります。

チーズケーキ大好きなご主人含め「人生1番のチーズケーキ」だと喜んでくれたことは、差し上げた甲斐があって、とても嬉しかったです。

Sincèreの「アマゾンカカオのテリーヌ」(3,000円)(税込)(送料別)

Sincèreとは

東京メトロ副都心線の北参道駅から徒歩5分圏内にあるミシュラン1つ星のフランス料理店で、「サステナビリティ」を積極的に推進しているレストランなので、ミシュラングリーンスターも獲得しています。

「ミシュラングリーンスター」とは、持続可能なガストロノミー(=食事と文化の関係を考察すること。)に対し、積極的に活動しているレストランに光をあてるシンボルで、2021年度版から紹介されています。

ミシュランガイド東京2024では、東京の11軒の飲食店・レストランが、ミシュラングリーンスターを獲得しています。

入手方法は、店頭販売、オンライン販売そしてふるさと納税。

私は、Sincèreの公式サイトから購入しました。購入日から1週間もかからず、到着しました。

公式サイト以外に、ぐるなびの「ぐるすぐり」というショッピングサイトでも販売されています。

購入ではありませんが、お店が渋谷区にあるので、渋谷区に対してふるさと納税をすると、お礼の品として頂けるスイーツになります。

アマゾンカカオのテリーヌは、カカオから作ったチョコレートケーキ

「テリーヌ」とは、本来フランス語で「容器」や「陶製の深い器」をさしますが、この容器を使った料理のこともテリーヌと言われます。

ショコラテリーヌやテリーヌショコラとは、小麦粉を使っていないチョコレートケーキのことをいい、このテリーヌも、小麦粉が使われてないグルテンフリーのスイーツになります。

このテリーヌが他のお店のショコラテリーヌやテリーヌショコラと全く違う点が、チョコレートではなくカカオを使って作られているところです。

チョコレートは、カカオ豆から作られていますが、チョコレートになるまでには、以下のような本当に多くの工程が必要になります。

  • 選別
  • ロースト
  • 配合
  • 分離
  • 磨砕
  • 圧搾(=カカオマスをプレス機で圧搾して油脂を取り出す)
  • 混合(=砂糖、ココアバター等を混ぜ合わせる)
  • 微細化(=チョコレートを細かく砕く)
  • 精錬(=チョコレートを練る)
  • 調温(=ココアバターを安定した結晶型にそろえる)等

このテリーヌの賞味期限は、製造日から7日間なので、数日間楽しめるスイーツになります。

このテリーヌが入っている箱には、カカオの樹と花が描かれていることからわかるように、このテリーヌは、とにかく「カカオ」にこだわっているのです。

このレストランがカカオを使う理由は、年間計50日しか営業していないので幻のレストランと言われる軽井沢の「LA CASA DI Tetsuo Ota」の太田哲雄シェフのアマゾンカカオに関する「フェアトレード」に賛同したからとのことで、ペルーのカカオ農園から直輸入したものが使われているということです。

「フェアトレード」とは、直訳すると「公平・公正な貿易」になりますが、「フェアトレード・ジャパン」によると「貿易のしくみをより公平・公正にすることにより、特に開発途上国の小規模生産者や 労働者が、自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながら、サステナブルな世界の実現を目指す取組み」という意味です。

このテリーヌの上には、スーパーフードとして知られる「カカオニブ」(=カカオの殻の部分)がのっています。

冷蔵庫から出してすぐ頂くと、生チョコのようなかための食感を楽しめます。

レンジで30秒温めると、「ぷるぷる」とした柔らかい食感を楽しめます。また、温めることで、パンチのある甘いかおりが広がります。

  • とても濃厚なショコラ。
  • 複数の楽しみ方があるスイーツ。
  • 繊細な甘さなので、甘いものが苦手な方でも楽しめる。

おすすめの理由は、どちらも、シェフの並々ならぬこだわりを感じるスイーツだから。

  • どちらも、唯一無二のおいしいスイーツ。
  • スイーツから、レストランの料理に対するこだわりや熱量を知ることができる。
  • お取り寄せの次は、このレストランに行って料理も食べてみたい!と思わせてくれるスイーツ。

タイトルとURLをコピーしました