常温保存が可能で、比較的1個当たりの価格帯と手頃なものが多いので、TPOを選ばない手土産として私も購入することが多いフィナンシェですが、その中でもオススメのフィナンシェを3つご紹介したいと思います。
フィナンシェとは、フランス起源の焼き菓子。
フィナンシェとは、フランス語で資本家、財政家、金融家等を意味するため、フィナンシェの長方形の型は、金塊や金の延べ棒をイメージしていると言われています。
フィナンシェとマドレーヌは、一見似ていますが、以下のように材料が異なるため、フィナンシェはバターの香ばしさとサクッとした食感が特長で、マドレーヌはふんわりとした食感が特長と言われています。
フィナンシェ | マドレーヌ | |
卵 | 卵白のみ | 全卵 |
バター | 焦がしバター | 溶かしバター |
アーモンドパウダー | あり | なし |
おすすめ1:noix de beurre | ノワ・ドゥ・ブール
ノワ・ドゥ・ブールは、神戸に本社があるエーデルワイスグループの1ブランド。
株式会社エーデルワイスは、デパ地下のケーキで有名な1978年神戸に誕生したアンテノール、ベルギー王室御用達のヴィタメール等を展開する1966年創業の洋菓子・パンの製造・販売を行っている会社です。
三越伊勢丹のオンラインショップで購入できる商品もありますが、「焼きたてフィナンシェ」を購入できる場所は、以下の3か所のみです。
- 新宿伊勢丹店
- 日本橋三越店
- 銀座三越店
2022年5月フジテレビの番組で放送された伊勢丹新宿店デパ地下売上番付「洋菓子部門」第1位!の「焼きたてフィナンシェ」
「焼きたてフィナンシェ」(1 個238円)(税込)は1個から購入可能ですが、賞味期限は3日間と短めです。
どの店舗でも、焼きたてフィナンシェに限らず、どの商品を購入するためにも行列が必須です。個人的には、伊勢丹の行列が一番長い気がします。
週末の夕方、珍しく伊勢丹店の行列が珍しく短かったので並んでみたところ、比較的早めの約30分で購入できました。
伊勢丹店では、行列している途中に、「こちらからのお待ち時間約20分」という表示もあったり、注文表紙に記入しておける等、行列する人のための工夫がなされています。
焼きたてを購入できるところが、この店の特長。
外はカリカリッと香ばしく、中はしっとりとしているが食感しっかりめ!
おすすめ2:Butter Butler(バターバトラー)
バターバトラーは、東京都港区が本社の株式会社シュクレイの1ブランド。
株式会社シュクレイは、ザ・メープルマニア、松屋銀座地下1Fでしか買えないMILLE-FEUILLE MAISON FRANCAIS(ミルフィユメゾン フランセ)等18ブランドを展開する2011年創業のお菓子(和・洋)の企画・販売を行っている会社です。
以下の4店舗は常設店で、これ以外に期間限定の店舗があり、シュクレイオンラインストアでも購入できます。
- ルミネ新宿店(ルミネ新宿 LUMINE1 B2)
- ニュウマン新宿店(JR新宿駅構内NEWoMan SHINJUKU内2F)
- エキュート エディション渋谷店(渋谷スクランブルスクエア1F)
- 東京ギフトパレット店(JR東京駅内八重洲北口ギフトパレット内1F)
バターバトラーほホームページに表示がなかった「JR品川駅新幹線改札内の売店」でも販売していました。
「第1回みんなが贈りたい。JR東日本おみやげグランプリ」で総合グランプリを受賞した「バターフィナンシェ」
一番小さい箱は「バターフィナンシェ」(4個入り 1,080円)(税込)、残念ながら1個からの購入はできません。
ヨーロッパ産発酵バターとフランス産ゲランドの塩を使ったフィナンシェで、袋をあけると、バターとメイプルシロップの香りをしっかり感じられます。
また、形も王道の長方形のフィナンシェ型ではなく、正方形!なので、味も形も新しいフィナンシェだと思います。
生地全体にメープルシロップがしっかりしみこんでいるので、パサパサ感ゼロ。
外側のサクッとする厚みが絶妙で、噛むと口の中で溶けてしまうくらいの柔らかさ。
「みんなが贈りたい。JR東日本おみやげグランプリ2023」では、バターバトラーを展開する株式会社シュクレイの「メープルバタークッキー」が選ばれています。
おすすめ3:アンリ・シャルパンティエ(HENRI CHARPERNTIER)
アンリ・シャルパンティエは、C³(シーキューブ)を展開する株式会社シュゼット・ホールディングスが展開する洋菓子ブランド。
シュゼットグループの始まりは、兵庫県芦屋市に1969年に創業した喫茶店「アンリ・シャルパンティエ」です。
アンリ・シャルパンティエの商品は、オンラインショップやサロン、百貨店を含めた全国90店舗を超える店舗で購入できます。
年間売上金額が世界1位!の「フィナンシェ」
一番小さい箱は「フィナンシェ」(3個入り 540円)(税込)、こちらも残念ながら1個からの購入はできません。
1975年から発売されているフィナンシェは、2022年9月時点で、年間売上金額において世界一位と認定!され、8年連続でギネス世界記録TMを達成しています。
世界で一番売れていた過去を持つこんなにすごいフィナンシェなのに、2023年9月27日から、アーモンドの香りにこだわってリニューアルしたとのことで、現状に甘んじない姿勢がすごいです。
バターの香りが控えめの王道派のしっとり&ふわふわ食感なので、万人受けするタイプ。
2種類のアーモンドを使用し、アーモンドを8度で低温輸送し、また、アーモンドの風味のために生地にアーモンドの皮を入れるほど、とにかくアーモンドにこだわったフィナンシェ。
おすすめの理由は、贈りやすい価格と間違いのないおいしさだから。
- ノワ・ドゥ・ブール は、行列必須だけど、贈った方が「私のために並んで買ってくれたんだ!」と喜ばれること間違いがないお店。
- アンリ・シャルパンティエは、購入できる店舗が多く、価格も一番手頃なので、フィナンシェを購入しやすいお店。
- バターバトラーは、形、味ともにフィナンシェの概念を変えるお店なので、新しいもの好きな人に喜ばれる可能性大。